エ○そうなあらすじを見て買った「夏の闇」は期待を裏切らないか??(1)
少しだけ、少しだけ言い訳をさせてください笑
『ノルウェイの森』をそっち目的で読み返すって男子中高生あるあるですよね?
学校で「『ノルウェイの森』エロくね?」で盛り上がりますよね?これには『ノルウェイの森』が面白いって言うことがなんだか恥ずかしいのもありますけど笑
とりあえず僕のチョイスの仕方は高校生としてしごく当たり前なことなんです。
さらにですよ、川端康成の『眠れる美女』とか谷崎潤一郎の『卍』とかあれじゃないですか。つまりあれがあれだからこれがこれでつまり性の問題と文学は不可分なのは明らかです。よってタイトル通りの選択のしかたをするのは文学的観点からみても真っ当ですよね
やましいところは全くないです
おそらく無いです
ほぼ無いです
無い可能性のほうが大きいです。
無いとは言い切れません。
......
さて肝心のあらすじですが
ヴェトナム戦争で信ずべき自己を見失った主人公は、ただひたすら眠り、貪欲に食い、繰り返し性に溺れる嫌悪の日々をおくる......が、ある朝、女と別れ、ヴェトナムの戦場に回帰する。”徒労、倦怠、焦燥と殺戮”という暗く抜け道のない現代にあって、精神的混迷に灯を探し求め、絶望の淵にあえぐ現代人の<<魂の地獄と救済>>を描き、著者自らが第二の処女作とする純文学長編。
らしいです。新潮文庫のものをそのまま引用しました。”繰り返し性に溺れる”、いい響きだと思います。
ぐへへへへへ
作者の開高健さんは『裸の王様』で第38回芥川賞を受賞されたかたで、『夏の闇』は
朝日新聞社臨時特派員としてベトナム戦争中に南ベトナム軍に従軍したときの体験が下敷きになっているそうです。なにか想像してたのと違ってきてる気がします...
でも文学で都合良くムフフな展開になるなんて殆ど無いのですよね?大丈夫です。最後は上手くいきます(何かが)
ここで力尽きたので切りが良いところで終わりにします。ムフフな展開を待ち望むものは次回を待て!!
(ムフフな展開はほぼ無いです)
注意!!
このような書き方をしていますが真面目に面白そうだと思った本について語っています。決して作品自体をネタにする気は無いです。不快に思われた方には謝罪します。
参考文献
- 開高健、『夏の闇』(昭和58年)、新潮社